Stepped Introduction

再三にわたってInoue Methods作成者が述べています。「本文ではIntroductionが肝である」と。理由は何度も説明しているのでここでは述べません。

 

「読みにくい論文は悪である。Abstract全体とIntroductionの第一パラグラフの英語は特に入念にチェックする。そこが読みにくいと「落そうかな」という心理がeditorに働く(内容はどうあれ)。実体験より」とは一番弟子の松本正俊先生の言葉ですが、Inoue Methods作成者も完全に同意です。

なぜ「Stepped」Introductionなのでしょうか。それは次の事実があるからです。

 

(Discussionと違い、あるいはより以上に)Introductionでは読者は順序通りに読む

 

ここでは2つの実例をあげています。なお、Stepped Introductionと関連して、Inoue Methodsのページも参考にしてください。

Stepped Introduction: from ... to ...

・From general to focused topics:一般的な記載から(本研究に関わる)特定の話題へ

・From general to specialized terms:一般的な用語から特定の用語へ

・From past to present:過去から現在へ

・From 'introduction' to invitation:研究紹介から招待へ

 

 文字通り、著者は読者を’その’論文に招待するのです。どうやったらうまく招待できるか考えてみてください。男性が女性をデートに誘う時に、長々口説く話しても逆効果ですよね?

 

・興味がもてる

・分り易い

・簡潔である

・ルックスがいい

・(したがって)楽しい→Inoue Methodsの本質